くらしを育む家 上棟
2024-07-20
カテゴリ:お知らせ,チルチンびと,新築,くらしを育む家
幸せも育む
【ツバメの生態】
くらしを育む家には、ツバメがたくさん行きかっています。
スマートに飛ぶ姿と、わが子を愛でる姿は人間の父母が一生懸命子どものために働く姿と重なります。
ツバメは、春から夏にかけてフィリピンや、マレーシアなどの南諸島からやって来て子育てをします。
『ツバメは幸運の象徴』の言われを今日は解明していきたいと思います。
まず、1点目はツバメは鬼門に巣を作らないといわれているそうです。理由はまだ、わかっていません。
昔から鬼門は災いが入ってくる邦楽なので家を建てる時には重視されています。
風水でも、鬼門にあたるところは悪いエネルギーが蓄積されて災いが起こりやすいとされています。
しかし、ツバメは鬼門にはつくらない=幸運が舞い込んでくる場所に巣を作る ということで幸運といわれているそうです。
2点目は、優しい人は巣を撤去しないから。優しい人のところには、同じような人が集まります。
そしてそれは、人間関係が築ける=幸せな象徴=ツバメ になるのです。
3点目は、ツバメの巣ができると害虫がいなくなるということです。
みなさん、ご覧になってわかる通り、親鳥はひな鳥にたくさんの餌を運んでいますよね。
親鳥は子供たちに食べさせる餌のほかに自分もとてつもない運動量のため、エネルギーを蓄えるのに大量の餌を摂取します。
ひな鳥が成長するための餌と、親鳥のエネルギーを摂取するための餌で、たくさんの虫が必要になってくるのですが、その虫のほとんどが、私たち人間が害虫と感じている「蠅、蚊」なのです。
つばめの巣ができるとそのような害虫が減り、悪い病気などを蔓延させることも減り人間たちは幸せに暮らしていける・・・ということになります。
いやはや、蠅や蚊をどうやって捕まえているのか一度見てみたいですね・・・
4点目は、ツバメが巣を作ると玄関がきれいになる!
玄関先は軒や庇がついていることが多く、天敵であるカラスから身を隠したり、雨風をしのぐことができ巣を作る環境が整っています。
そのため、ツバメは玄関に巣を作ることが多いのですが、その下には、親鳥からもらった餌を食べたひな鳥の糞が落ちてしまいます。
玄関先に糞が落ちていたらたいていの人は掃除をこまめにします。
そのため玄関がいつでもきれいで、清潔に保つことができる玄関には多くの幸運が舞い込んでくるのです。
ほかにも地域などによってさまざまな言い伝えがあるようです。
「ツバメが巣をかける家は、病人が少ない」
「ツバメが巣をかける家は、火事にならない」
「ツバメは田の神様を追うてくる」など。
しかしながら、現在ツバメの数が減少してるそうです。
昔は、農家の納屋などに作っていたのですが、農作地の衰退とともに、玄関先に作った巣で、ひなの糞を嫌がり壊してしまう方が多いとのこと。
たしかに、糞が落ちているのは気分が良くないかもしれませんがひなが巣立つまでの期間は大体2週間。
せっかくツバメに縁起が良くなるお墨付きをいただけたのですから優しい気持ちでツバメの繁殖を応援したいところです。
くらしを育む家も、ツバメのくらしも育んでいけるそんな住まいに・・・
千枝美